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家づくりに関わるさまざまな観点から、毎回ひとつの視点をピックアップしてお届けします。

【所長コラム】災害は忘れぬうちに・・・

「災害は忘れないうちにやってくる」時代

22日夜、テレビを見えていたらぐらぐらっと家が揺れ出し、
警告音と共に「大きな地震です」と緊急地震情報が出た。

すぐに燃焼中の薪ストーブの扉をしっかり閉めて
揺れの様子をみながらどうしたものかと考えているうち、
15秒ぐらいで揺れがおさまった。

再びテレビ画面を見ると、
「長野県北部 震度6弱、中野市5弱」とあり、
大きな余震があるので気をつけるように、と報道している。
懐中電灯を傍に置き、いつでも外に出られるよう身支度を整えたまま、
テレビで被害情報を見ながらの不安な夜となりました。

翌朝、震源地近くのオーナーさまにお電話したところ、
「大きな揺れに驚いたが、本棚の本が数冊落ちた程度で被害はない」とのこと。
少し気が休まりました。

2011年3月の長野県北部地震の災害以降、
私たちのお手伝いする家は、耐震等級2を標準としている。
さらに全棟"構造計算"を行って施工しているのだから大丈夫とは思いつつも、
いざ大きな地震に遭遇するとさらなる安心を求め、
耐震等級3(建築基準法で定めるレベルの1.5倍の強度)を
標準にしたいと考えてしまう。

構造強度には、予算とプランニングもおおきく影響するので
案件によってはオーナーさまの理解が得にくいのも実情。
今後は、すまい教室や建築中の吉田研究棟(耐震等級3)の案内を通じて
安全を優先する考えを広めてゆきたいと思っている。何より、
オーナーさまの安心安全と私たちのプロとしての責任を果たすために必要と考えている。

「災害は忘れないうちにやってくる」を肝に銘じた日でした。