家づくりの足あと

稲荷山の家

稲荷山の家

計画前に訪れた、誠設計の家にお住まいのオーナーさま宅で“びびっときた”とおっしゃるMさん。ひとつひとつの段階を楽しみながらたどりついたご夫婦の住まい。
これからますます素敵に成長していきそう!

【家づくりが始まるまでの足取り】

「アパート代を思えば家を持った方がいい」という両親のアドバイスもあり、結婚当初から家をつくろうと考えていました。土地は、祖父のりんご畑を予定。
大手という安心感から、某メーカーに依頼するつもりでしたが、一転、その畑に建築できないことが判明。土地も買うとなるとさすがに高額のハウスメーカーという訳にいかず、土地も建物もゼロから再検討することに。メーカーだけを考えていたため、前向きに動き出すにはしばらく時間がかかりました・・・。


【誠設計との出会い】

その後ようやく土地のメドがついたものの、気持ちはまだハウスメーカー寄りだった頃。たまたま新聞で見かけた誠設計・LLBの見学会に行ってみました。正直なところ、設計事務所は奇抜な建物をつくるところというイメージだったので、「ウチで遊ばれては困る。見学は参考程度で。」と思ってでかけました。
ところが、そこでみた家は意外にもシンプル。さらに、思いがけず「実際に住んでいらっしゃる家を見てみませんか?」と実際のお宅見学とすまい教室に誘われ、折角だからと出かけてみることに。


【すまい教室。そしてMさんのお宅】

ハウスメーカーを見ていたせいか、当初はその家に何が付いているかに注目し、「設備のグレード=家の評価」だった私たち。ところが、すまい教室で聞いた言葉に唖然。『その窓から、何を見て暮らす?』今まで考えたこともない発想でした。家は設備仕様でみるものじゃない、暮らすところなんだ・・・。なんだか目が覚めるような感覚でした。
そして、誠設計さんに連れられ、同世代のMさんのお宅におじゃまさせていただいたときのこと。 ご家族の穏やかな暮らしがにじみでるような雰囲気や空間の拡がり、Mさんのお話に大きなカルチャーショックを受け、一瞬で心を奪われました。
「誠設計にお願いしないと後悔すると思う」と夫。ここから、私たちと誠設計の"暮らし"を考える家づくりが始まりました。


【設計の時間】

IMG_0162.jpgプランニング前、所長さんと設計担当の方が建築地へ。所長さんが足を運んでくださることに驚きましたが、所長さんは何やら腕を組みながらあっちをみたりこっちを見たり。何も言わずに30分がすぎました。
「一体何を思っているんだろう?」とフシギに思っていましたが、事務所に戻ってプランニングが始めてみてびっくり。道路を走る車の様子はどうか、眺める景色や近隣との距離感はどうかなど、まるで現地で話しているかのように景色や状況が浮かびあがり、フリーハンドでみるみるプランができていくのです。プランニングは半日がかりでしたが、実はこのとき描かれたプランと今できあがった家とはまったく変更がありません。
あの30分でこれほど深く観察していたとは、本当に驚きです。


【いざ、着工】

今まで紙の上で見ていたものが、基礎になり、立体になり・・・。とても不思議な感覚です。
地面に地縄で示されている時にはとても小さく思えた我が家ですが、上棟を終え、ブルーシートで養生された頃にはものすごく大きくな家に"成長"。大きすぎると思うほどでした。
毎日のように現場に通う夫は「今日はどのぐらい進んだ」「今日は何が変わった」と妻に報告するのが日課に。ときには職人さんと何時間も話し込むことも。趣味や休日の過ごし方、若い頃の話しなど、たわいもない会話が楽しく、関わってくださる人たちとの絆を感じる、いい時間でした。


【これから】

DSCN0202.jpg誠設計さんがいうように、家は暮らす場所。自分がどう暮らしたいかを考えることが、家づくりにはいちばん大切だと改めて実感しています。
先日、「自分たちが住む家だから、何かの形で参加したい」と、スタッフの皆さんと一緒に蜜蝋ワックスがけに挑戦しました。思っていた以上に疲れましたが(笑)、充実のひとときでした。これからは、この蜜蝋ワックスがけを家族の行事として大切に家を守りながら、暮らしを楽しんでいきたいと思います。


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