家づくりの足あと

小布施伊勢町の家(二世帯住宅)

小布施伊勢町の家(二世帯住宅)

小布施町に、分離型の二世帯住宅を建てられたお施主さまご家族。
ご両親の住む親世帯、ご夫婦とお嬢さまがお住まいになる子世帯が、
ひとつ屋根の下で暮らすまでのお話をうかがいました。

【家づくりが始まるまでの足取り】

夫が大学を卒業して実家に戻った頃。母が、「家を建てたいなぁ・・・」と言っているのを何度か耳にしました。まだ社会人になったばかりでしたが、長男・跡取りということもあり、「いずれ自分が家を建てる」という気持ちが芽生え、徐々に準備をするようになりました。
そして一昨年。資金的な準備も調い、家族の気持ちがそろったところで家づくりがスタート。具体的な話し合いが始まりました。



【誠設計との出会い】

父も夫も建築業の知人は多かったのですが、その中で依頼先を選択するのはかえって難しいもの。また、二つの家族の話しを取りまとめてもらう必要もあるだろうと、設計事務所に入ってもらうことにしました。
夫の仕事柄、色々な事務所の仕事をみる機会があり、誠設計はよく知っていました。また、こちらで二世帯住宅を建てた同僚の話しも聞いていたので、誠設計は自然と候補にあがりました。他の事務所も検討しましたが、所長さん・スタッフの方の人柄、家族の中に入ってもらって皆で一緒に家づくりができそうだということから、誠設計に決めました。



【設計の時間】

もともと、両親は嫁いだ娘たちが孫を連れて遊びに来ることや、世帯ごとに生活リズムが違うことを気にかけ、気兼ねの要らない完全分離の家を希望していました。
息子夫婦は、家族間の交流や将来の使い勝手を考え、できるだけ同居に近い形を希望。家族の間で様々な意見が混在していましたが、所長さんと設計担当の岡田さんは皆の話を聞いて取りまとめ、上手に調和させてくれました。
話し合いを進めるうちに次第に方向性がみえ、お互い気兼ねなく暮らせる、"アパートのお隣さん"ほど遠くなく、素足で行き来できる絶妙な距離感のプランができていきました。
また、建替えにあたり両親の2度の引っ越しが気がかりでしたが、意外にも仮住まいを必要としない提案を受け、両親の負担が減るほか、将来の土地の有り様などを考え、この案に決定しました。


【施工の時間】

施工中、驚いたのは職人さんたちの仕事の丁寧さ。今まで自分たちが見たことのある建築現場とは際だって違うことに驚きました。
現場に通ってくる職人さんたちは、仕事はじめにまず養生を外し、仕事が終わればまた養生。毎日それを繰り返しながら丁寧に丁寧に仕事が進んでいきました。
建築現場のすぐ隣に住んでいた両親には職人さん同士の会話もよく聞こえてきましたが、聞いていて気持ちのいいこと。若い大工さんと年配の大工さんの"良い上下関係"を感じさせるきちんとした言葉遣い、通ってくる職人さん同士の気持ちのいい挨拶、流れるような仕事の連携・・・。いい職人さんたちがいい気持ちでつくって下さっているのが伝わってくるようでした。
現場では、月に一度"定例会議"が行われました。そこでは進捗状況の報告を受けたり詳細を決定したり。こんなに頻繁におこなうのかと正直驚きましたが、こういった密な情報交換のおかげで安心して家づくりを見守ってこられたのだと思います。
そして外壁の色を決めるときのこと。自分たちでは茶系を想像していましたが、いただいた提案は白。想像との違いに驚きましたが、理由を聞いて納得。この土地の歴史や土地柄、景観など、いろいろなことを深く考え、全体をみて考えてくれているのだなぁと実感しました。今はこのやさしい色味の白壁と木、庭の緑のコントラストがとても気に入っています。


【これから】

「新しいおうちになったら、おじいちゃんのところのお風呂に入りにいくね」
「おばあちゃんちで一緒にご飯食べてもいい?」と娘。これまでも学校帰りに寄ったり休みの日に遊びに行ったりと頻繁に行き来していましたが、これからは一つ屋根の下。ふたつの家族の新しい暮らしが始まります。
「義妹さんたちにも沢山遊びにきてもらいたいし、娘と従兄弟達もずっと仲良くいてほしい」と妻。「家族全員がいつも自然体でいたい」と母。これからはじまる家族の新しい絆に、家族皆が期待しています。
新居の2階からは、念願だった"豊野の花火"が見られそう。今年の夏は、2階のベランダで家族皆で花火鑑賞ができそうです。

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