家づくりの足あと

千本柳の家

千本柳の家

悩みながらも着実に「いい家」を求めた、20代のYさんご夫妻。
まさに、『右も左もわからない』ところから、今日までの足取りを教えていただきました。
(2013.08竣工)

【家づくりが始まるまでの足どり】
家賃がもったいないという思いから、結婚当初から家が欲しいと思っていました。
続々と家を建てる友人たちに触発されながらも、子どもが生まれると育児に奔走。「ハウスメーカーの家は好みではない」ということだけは夫婦の共通認識でしたが、なかなか進展できないまま月日が過ぎていきました。


【依頼先えらび】
あるとき夫が職場の同僚・Kさんに話をしたところ、「私は誠設計で家を建てたのよ」と紹介を受け、誠設計の話を聞いてみることに。
実際のところ、家の話を聞くのは初めてで、お聞きしながらもまだ現実味がないというのが本音。それでも家が欲しいという思いに後押しされ、すまい教室や見学会などに足を運びました。そのなかで、お宅訪問会で訪れたのがSさんの住まい。私たちと同じ20代で建築された住まいは、シンプルな木の家でしっとりと落ち着いた雰囲気。好みや感覚が近く、とても惹き付けられました。
それまでこれといったイメージはなかったのですが、建てるならこういう家が欲しいと思うようになり、同僚のKさんの紹介ということもあって誠設計に依頼することを決めました。


【設計の時間】
設計初期段階は、所長さんの手描きのデッサンから始まります。
当初は唯々家が欲しいという思いばかりでしたが、設計が始まると次第に要望が湧くように。それでもなかなか言葉に出して伝えられず、描いてもらった案を持ち帰り、考えをまとめてから伝えては再度提案を受ける、というやりとりが続きました。今思えば、感じたことをすぐさま伝えれば良かったな、とちょっと反省の思いもあります。
また、頭を悩ませたのが要望とお金とのバランス。何度か案を出してもらいながら夫婦で話し合い、糸口を掴んでいきました。方針が定まる迄は大変でしたが、その後は家づくりを楽しめるようになりました。


【施工の時間】
026_story_04.jpg実家の土地を譲り受け、農地転用をして家づくりがスタート。
地鎮祭・基礎工事の頃は、家を建てているという実感がわかなかったのですが、建て方が終わり立体的に組み上がった姿はとても家らしく見え、印象が変わっていきました。
工事が進むに連れて、現場に足を運ぶ回数が増え、「いいねぇいいねぇ」と言いながら見学 。竣工が待ち遠しい毎日でした。





【私たちの家】
あちこち情報を集めて・・・という過程がなかった分、当初は具体的な要望やイメージはなかったのですが、訪問会で見学させていただき心を打ったSさんのお宅は、その後私たちの家づくりではバイブルのような存在になりました。
家づくりが進むなかで、迷いがあるたびに、Sさんのお宅はどうだった?ということがひとつの判断基準に。家全体の印象や醸し出す雰囲気、素材感、落ち着き等々。もちろん、自然と自分たちらしさが加わるのでそのままということはありませんが、頭の片隅にSさんのお宅をおいて自分たちらしさと掛け合わせながら家づくりができたことはとても良かっ たと思います。


【これから】
今年の冬、初めて誠設計の方とお話をしてから8ヶ月。さんざん悩み、夫婦でケンカをすることもありましたが(笑)、ようやく完成しました。
まだ「我が家」という実感がないのですが、これからは子どもをのびのび自由に遊ばせてあげられそうです。
振り返って思うことは、何でも言葉に出してみることの大切さ。こんなことを言ったら・・・と遠慮するより、伝えたほうがお互い理解が早くてスムースだったと感じます。 9月からは新居での生活がスタートします。これからは、家族でのんびり自分たちらしく過ごしていきたいと思います。