家づくりの足あと

木島平の家

木島平の家

4世代7人家族のKさん。
両親・祖父母が大事にしてきた家の建て替えを決意され、皆が気持ちよく快適に暮らせる住まいを求められました。
(2014.12竣工 木島平村)

【家づくりが始まるまでの足どり】
30_story_01.jpg2人目の子がおなかにいる頃、夫の両親・祖母の暮らす家に同居するようになりました。皆いい人で仲良く暮らしていますが、自分たちはどこか間借りしているような感覚も。子どもが成長しリズムができてくると、次第に家が欲しいと思うように。単世帯の家か、建替か。そもそも家の主でない若世帯がそんな話を出してよいのか・・・。悩みました。
そんな折、家の不具合に困っていた母が、「きっといつかお兄ちゃん(=夫)がいい家を建ててくれるよ」とぽつり。その時、この家は若世帯にリレーされつつあるんだなぁとを感じ、建替も視野に考えるようになりました。


【誠設計との出会い】
その後家づくりの話は真剣味を増しましたが、色々見学しても性能に偏った知識が増えるばかりでなかなかピンとこない。そういうものなのかなと思っていたところ、誠設計の家が目に留まり見学会へ。そこで初めて「あ!!」と何かを見つけたような感覚になりました。
聞けば、新聞で見ていいなぁと惹かれていた家も、通りがかりにすてきだなぁと眺めていた家も、誠設計の家。しかも、高校時代、通学途中に素敵だなと眺めていた家は所長さんのお宅。なるほど、と腑に落ちるものがありました。
実際、案内もメーカーとはまるで違いました。メーカーなら性能や構造を強くアピールしてくるのに、誠設計はそういう話をしてこない。居心地や家族とのつながり、庭とのつながりなど、考え方の話が主で、家をみる視点が全然違うのです。かといって性能や構造について聞けば、レベルの高い話が返ってくる。
これまで見てきた家との感覚の違いに衝撃を受けました。


【すまい教室】
とても面白かったです。他社比較や会社の立ち位置の話は、とても興味深く、勉強になりました。また、年代や事情の異なる他の参加者の方から学ぶこともたくさん。未来の自分を重ねたり、親のことを想ったり。今の自分たちの状況だけで考えるのではなく、将来を考えたり変化を想定したり、視野を拡げて考えるきっかになりました。
また、2人で悩む私たちに、「家族で話をするんだよ」と所長さん。家族で暮らしているのだから家族で考えなくちゃ、夫婦だけで悩んでいてはダメだよ、と諭してくれました。
色々な話をする中で、性能や素材を見比べ、モノを選んでつくるメーカーとは違い、誠設計は暮らし方や過ごす時間、家族との関わりなど、モノでなくコトを考えて家をつくっているところなんだなと感じました。


【家族。そして設計】
その後、家族を連れて誠設計の家の見学へ。両親は楽しそうに見学していましたが、思い出の多い家の建替えの話に、祖母は困惑気味。そんななか、偶然祖母と所長さんの古い縁がわかり、祖母の気持ちも少し前向きに。悩んだ末、家族で建替えを決意しました。
設計前、夫は所長さんから家族の調整役を担うように言われました。庭木一本柱一本にも思い入れのある祖母、暖かい家を楽しみにする両親、期待と不安の入り交じる妻。五人五様、それぞれの想いはあるものの、お互いを気遣う余り言葉に出せない家族の気持ちを汲み、夫は所長に言われたとおり、それぞれの想いを拾い上げながら意見を調整。プランは所長さんに委ねる形でまとまっていきました。


【施工の時間】
30_story_04.jpg既存半分を残し、仮住まい・物置として活用しながらできるだけコンパクトに新築することになった我が家。代々の荷物の片付けは本当に大変でしたが家族皆で協力し、何とか完了。頑張りました。
建前の日の朝、大工さんたちがどんどん集まり、明るい声で挨拶しているのが聞こえてきました。こんな楽しそうな雰囲気なんだ・・・と正直驚きました。工事が始まると、当初は建替えを惜しんでいた祖母も、その仕事の丁寧さ・慎重さを目の当たりにして自信をもったよう。見ている私たちも嬉しかったです。
工事中、何より嬉しかったのは現場がとてもキレイなこと。きっちり養生は当たり前、材料も道具も整然と並べられ、いつも清掃されている。大工さんは使う道具も決まった順番に手元に並べ、いつでも乱さない。こういう仕事をする人たちだもの、いい家ができるに決まっていると感心しながら見ていました。


【家づくりを振り返って】
祖母の想い、両親の想い、夫婦の想い、地域性・・・。
誠設計に依頼するには様々なハードルもあり、進めば進むほどに色々な壁に当たることもありましたが、自分たちの直感を信じ、家族や色々な人たちに支えられながら完成に辿り着くことができました。今は、暖かい家で冬を迎えられる安堵と新しい家での暮らしが始まるドキドキが入り交じる心境です。
どんな暮らしになるかわかりませんが、家族仲良く、賑やかに楽しく過ごしていきたいと思います。