家づくりの足あと

桜新町の家3

土地探しから家づくりをスタートされ、木の香る自然素材の家を求められたTさん。
さまざまな情報・事例に触れるなかで、ご自分たちの「こう暮らしたい」という暮らしのイメージを固められました。
(2015年10月竣工 長野市)

【家づくりが始まるまでの足どり】
10年ほど前、運動公園近くの借家に住むようになりました。
住んでみると本当にいいところで、子どもたちを遊ばせるにも散歩するにも恵まれていて、
この近くに家を持ちたいと思うように。
家よりも先ず、場所という観点で意識するようになり、次第に土地探しをするようになっていきました。


【土地探し】
住まいを本格的に考える頃には子どもも小学生に。
通学区が変わることなく、なおかつ今住んでいる環境に近い場所をと考え、エリアを絞って探しました。
しかしなかなか物件が出ず、地主さんに直接交渉することも。
それでも購入には至らず、土地探しの難しさを痛感しました。
そんな中、夫の目に留まる物件が出てきました。
これまで見てきたエリアとは違うため妻には戸惑う気持ちもありましたが、
この場所ならではの良さに目を向けるうち、
次第にこの場所に住むイメージが湧き気持ちが固まっていきました。


【依頼先選び】
土地が決まると視点は家に。
とはいえ知識も経験もないので、信頼できる依頼先をと
知人を頼り県内有数の工務店を紹介いただきました。
これで安心と思っていたのですが、その会社のつくる家を見学するたび
妻は空気環境や室内の圧迫感に違和感を強め、次第に気を落とすように・・・。
悩みましたが、気持ちよく暮らせる家でなければと
自分たちの足でイチから依頼先を探し直すことにしました。
その後は展示場を見て廻る日々。
大手の"メカメカした家"が好みでないうえ、激しい営業攻勢に困惑しつつも見学を続け、
ある木の家に興味を持ちました。
そこで、"実際の家"の見学を依頼し訪ねてみると、今度は夫が拒否反応。
会社のウリは網羅されるもどうも設計に無理があって住みにくそう。
モデルと普通の家とのギャップを目の当たりにする結果になってしまいました。
どうしようかと悩みましたが、以前から夫婦で素敵だねと話していた
近所の家の存在を思い出し、その家をつくった会社を訪ねてみようと考えました。
まさに駆け込むような思いでしたが、営業的でない自然な対応に安心し、
じっくり色々な話を重ねて誠設計への依頼を決めることになりました。


【オーナーさんを訪ねて】
設計スタートから間もなく、我が家の提案デザインに近い住まいを見学させていただくことになりました。
訪ねたのは、安曇野のKさん。
初対面というのに本当に温かく迎えて下さり、自然体でご家族の日常を見せて下さいました。
Kさんご家族の人柄が空間と相俟って、本当に居心地がよく、
子どもたちもよそのお宅におじゃましていることを忘れてしまうよう。
他社の事例見学で感じた"現実とのギャップ"どころか素直に
「自分たちもこうしたい」と感じ、自分たちの目指す暮らしが見えるようでした。


【設計そして施工 誠設計との家づくり】
プランニングが始まると、所長さんは「土地の制約がないから難しいなァ」といいながら
色々な考え方を示して下さいました。
私たちも色々考え、あぁしてはこうしては・・・と調整してもらうこともしばしば。
ただ、こちらであれこれ言えば言うほど何の変哲もない家になっていき、
結局、最初に所長さんが提案して下さった案に戻してもらうことに。
今になれば、「所長さんは僕らが思うよりずっと深く考察している。
僕らは知らずに色々言ってしまうけれど、そのことに気がつくのはずっと後。
住んでから発見し驚くことも多いですよ。」 とおっしゃっていた
安曇野のKさんの言葉の意味がよくわかります。
また、施工中は度々家族で現場に通いました。
子どもたちと一緒にこうした体験をできたのはとても良かったです。


【家づくりをふりかえって】
依頼先選びで苦労しましたが、思い切って誠設計を訪ね、
すまい教室に通いながら勉強できたことはとても良かったと思います。
実際、すまい教室は居心地も良く、家族皆が楽しみにしていたほどです。
また、プロのプランニングはやはりとても価値があると感じます。
メーカーの営業マンのように、施主の言いなりで描いてはくれませんので
厳しいところもありますが(笑)、自分たちの目指す暮らしをきちんと伝え、
反映してもらうことが大事だと思います。
ようやく我が家が完成し、今まで家の中だけが家族の生活の舞台だったのが大きく変わり、
デッキや庭、その先までも続くライフスタイルへと変わります。
どんどん外に出て外とのつながりを満喫したいと思います。